天理参考館・天理図書館 90周年特別展「大航海時代へ―マルコ・ポーロが開いた世界―」
会場:天理参考館3階企画展示室、常設展示場オリエントコーナー
時間:9:30〜16:30(入館は16:00まで)
入場料:大人 500円 団体(20名以上) 400円 小・中・高生 300円 (天理参考館入館料)
主催:天理大学附属天理参考館・天理大学附属天理図書館
後援:奈良県、天理市、天理市教育委員会、読売新聞社、読売テレビ、NHK奈良放送局、歴史街道推進協議会
天理参考館・天理図書館 90周年特別展
【会場や会期に関するお問い合わせは天理参考館にお願いします】
モンゴル帝国と大航海時代。この二つの大きな時代は、マルコ・ポーロ(伊:1254-1324)と彼が残した『東方見聞録』を一つの結節点として繋げることができます。本展ではこの二つの時代について、天理参考館と天理図書館の所蔵品を一堂に会して解き明かしていきます。
マルコ・ポーロの旅行記『東方見聞録』は、のちに多くの写本を生み出して、大航海時代に活躍した人たちのガイドブックとなりました。この書が描く幻想的かつ富と黄金に満ちた東洋(中国とジパング)のイメージは大航海時代を切り開く冒険心の原動力となりました。大航海時代は世界史上はじめて、人・物・文化の交流が全地球規模で始まった時代であり、その波が日本に到達して南蛮文化として華開きます。大航海時代は、いま我々が生きている現代社会へとつながる大きな転換点といえる時代なのです。コロンブス、ヴァスコ・ダ・ガマ、マゼラン、同時代の日本では信長、秀吉、家康と歴史上有名な人物が輩出し、誰もが興味を惹かれる時代です。
大航海時代の冒険者たちは、間違った地図と『東方見聞録』を手がかりに大海原を渡ります。本展を通じて、彼らの夢と冒険のわくわく感をお伝えできれば幸いです。
出品目録
関連イベント
特別展記念講演会
「戦国日本、西洋を知る」
[講演要旨] 大航海時代の影響が東アジアに及んできた頃、日本は戦国時代の真只中でした。室町幕府と明王朝という国家同士が管理する貿易体制が崩壊する中、京都・畿内を治めた三好長慶・織田信長・豊臣秀吉・徳川家康といった「天下人」たちはどのように西洋を知り、彼らと交わって新しい秩序を作ろうとしたのでしょうか。そして、日本はどのように伝えられたのでしょうか。交流の実情を見ていきます。
日時:2020年11月11日(水) 午後1時30分から3時
講師:天野忠幸氏(天理大学准教授)
会場:おやさとやかた南右第2棟4階 陽気ホール(天理参考館 西隣)
定員:100名(要事前申込)
参加費:500円 ※領収証の提示で特別展の見学可(会期中1回のみ)
【申込方法】お一人につき3人以内でお申し込み下さい。
FAX 0743-63-7721 もしくは メール san-info@sta.tenri-u.ac.jp
申込記載:「11/11講演会」「氏名・ふりがな」「住所」「電話番号」
※申込者全員の記載をしてください。
申込期間:2020年9月29日(火)~10月30日(金)の平日のみ ※申込期間が延長されました。
申込時間帯:午前9時~午後3時(この時間帯以外の申込みは受け付けません)
トーク・サンコーカン(公開講演会)
◎新型コロナウィルス感染防止対策として、座席の間隔を空け、各回とも同内容を2回開催いたします(事前申込みが必要です)。
第280回「アスターナ古墓出土「伏羲女媧図」を探る―天理参考館蔵「絹絵伏羲女媧図」を中心に―」
日時:第1回 2020年10月24日(土) 午後1時30分から2時15分
第2回 2020年11月25日(水) 午後1時30分から2時15分
講師:青木 智史(当館学芸員)
会場:当館2階ホール [要入館券]
定員:各回30名(要事前申込)
第281回「館蔵木彫ヘラクレス像を分析する―ルネサンスの一作例―」
日時:第1回 2020年12月5日(土) 午後1時30分から2時15分
第2回 2020年12月9日(水) 午後1時30分から2時15分
講師:巽 善信(当館学芸員)
会場:当館2階ホール [要入館券]
定員:各回30名(要事前申込)
【申込方法】お一人につき3人以内でお申し込み下さい。
FAX 0743-63-7721 もしくは メール san-info@sta.tenri-u.ac.jp
申込記載:「○月○日トーク」「氏名・ふりがな」「住所」「電話番号」
※申込者全員の記載をしてください。
申込時間帯:平日の午前9時~午後3時(この時間帯以外の申込みは受け付けません)
申込み期限:各回、開催日前日の正午まで