秋 成 -上田秋成没後200年によせて-
開館記念展
開館79周年記念展
開館79周年記念展
- 会期:2009年10月19日〜11月9日
- 時間:午前9時〜午後3時30分
- 会場:天理図書館 2階展示室
- ★ 筑前琵琶講演会 「秋成世界を語る」(入場無料) 平成21年10月25日(日) 15時~対 談 「片山旭星師と琵琶」 片山旭星師(琵琶奏者)、 土居郁雄氏(芸能研究家) 15時45分~ 筑前琵琶演奏 片山旭星師
天理ギャラリー展
第140回展
第140回展
- 会期:2010年5月16日〜6月13日
- 時間:午前9時30分~午後5時30分 (会期中無休・入場無料)
- 会場:天理ギャラリー(東京天理教館9F)
- 担当:図書館
- 講演会 平成22年5月29日(土)14時から 長島弘明 氏 (東京大学教授)「断簡零墨の中の秋成-『鶉居帖』の楽しみ-」
天理図書館開館79周年を記念して「秋成-上田秋成没後200年によせて-」を開催致します。
不遇の子に生まれた秋成が、養家父母の慈愛を受け、天下孤高の文人として死を迎えるまでに筆を染めた作品の数々をご覧頂きたいと思います。
幼くして商家の養子となった秋成は、大阪町人としての気概を秘めた、放蕩無頼の浮浪子(のらもの)的生活を送りながらも、俳諧への興味を契機に、文人への道を歩み始めます。富士谷成章らを友とし、加藤宇万伎や都賀庭鐘に教えを請い、蕪村・几董などの俳人や木村蒹葭堂、大田南畝等と交遊を深めてゆきました。代表作となった『雨月物語』や『春雨物語』の執筆のみならず、句を投じ、国学を学び、医術を修め、国史を説き、歌を詠み、煎茶を嗜むなど、その興味の尽きる所はありません。狷介峭直とも評され、自らを曲げぬ合理主義に根差した生き方は、その著書からも窺い知ることが出来ます。
折しも、秋成没後200年に当たる本年、館蔵書の中から自筆資料を中心に逸品を精選・展示致しました。稀代の鬼才上田秋成の世界をご堪能頂ければ幸いです。
【出品書目】
- 自伝 自筆 文化5 年写
- 蛙円研
- 除元吟 白羽編 宝暦3 年刊
- 俳諧十六日 茶雷編 宝暦5 年刊
- はなしあいて 几圭編 宝暦8 年刊
- 雪達摩 舞雪編 宝暦12 年刊
- 続明烏 几董編 安永5 年刊
- 俳諧発句むかし口 上田秋成編 安永6 年刊
- から檜葉 几董編 天明4 年刊
- 雁風呂集 呂蛤編 寛政6 年刊
- 也哉鈔 上田秋成著 天明7 年刊
- 俳調義論 上田秋成著 文化8 年写
- 諸道聴耳世間猿 上田秋成著 明和3 年刊
- 世間妾形気 上田秋成著 明和4 年刊
- 雨月物語 上田秋成著 安永5 年刊
- 書初機嫌海 上田秋成著 天明7 年刊
- 癇癖談 上田秋成著 文政5 年刊
- ますらを物語 自筆 文化4 年写
- 春雨物語 自筆 富岡本
- 春雨物語残巻 自筆
- 春雨物語残缺 自筆
- つゝら文 自筆
- 藤簍冊子 上田秋成著 文化4 年刊
付. 題簽版木 - 海道狂歌合 自筆 文化2 年写
付. 海道狂歌合 文化8 年刊 - 鶉居倭哥集 自筆
- 秋の雲 稿 自筆 文化4 年写
- 秋の雲 自筆 文化4 年写
- 安々言 自筆 寛政4 年序
- 霊語通 仮字篇 上田秋成著 寛政9 年刊
- 冠辞続貂 上田秋成著 享和元年刊
- 遠駝延五登 自筆
- 金砂 付金砂剰言 自筆 享和4 年写
- 神代がたり残稿 自筆 文化6 年写
- 雨夜物語だみこと葉加藤宇万伎著 安永6 年刊
- あがた居の哥集 賀茂真淵著・しつ屋の哥集 加藤宇万伎著 寛政3 年刊
- 伊勢物語古意付豫之也安志夜 賀茂真淵著 寛政5 年刊
- 清少納言家集中 上田秋成筆 文化元年写
- 万葉集見安補正 池永秦良著 文化6 年刊
- 清風瑣言 上田秋成著 寛政6 年刊
- 茶瘕酔言 自筆
- [茶匙朝雀詩歌] 自筆
- 茶侶十四個 自筆
- 尾張人大館高門へ答ふ 自筆 文化2 年写
- 煎茶之記 自筆 文化4 年写
- 浅間煙 自筆
- いははし 自筆
- 仰観俯察室記 自筆
- 御嶽さうじ 自筆 寛政11 年写
- 風鈴詞 自筆 享和3 年写
- 胆大小心録 自筆
- 胆大小心録 上田秋成著 鹿田本
- 露分衣 瑚璉尼著上田秋成筆 寛政10 年写
- 夏のゝ露 瑚璉尼著 上田秋成筆 寛政10 年写
- 無腸居士肖像 土佐秀信画, 慈雲賛 天明6 年写
- [吉野山和歌懐紙] 自筆 享和元年写
- 吉野山歌文 自筆
- 茶筌自画賛 自筆
- 海老画賛 自筆 享和3 年写
- 吉野行 自筆 文化3 年写
- たが齢画賛 細合半斎画, 上田秋成賛
- 秋の夜おもひを述る歌 自筆 文化6 年写
- 上田無腸自画肖影 自筆 文化5 年写
追加展示 『詠霍公鳥』 自筆