源氏物語は11世紀の初頭に書き始められたと言われています。以来、光源氏という貴公子を中心に、都人の愛憎の機微を流麗な筆致で描き出したこの作品は、物語・和歌・俳諧といった文学作品のみならず、美術・工芸など日本文化に深く幅広い影響を与えつつ、今日まで読み継がれてきています。この間、貴族や歌人、文人など様々な分野の人々により数多の写本が書き写されると共に、時代を下るに従って多様な視点からの注釈書も執筆されてきました。
 源氏物語千年紀と称される今年、特別展として本館蔵書の中から逸品を展示いたしました。源氏物語の世界と共に、この物語を享受し続けてきた人々にも思いを馳せて頂ければ幸いです。
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会 期 : 平成20年4月12日(土) ~ 30日(水)
時 間 : 午前9時 ~ 午後3時30分
会 場 : 天理図書館 2階展示室 
         
(JR・近鉄天理駅より徒歩25分 市街図

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     ******* 主な出品目録 *******

 【源氏物語 本文

  54巻54冊 伝津守国冬等筆 鎌倉末期・室町末期写
  52巻49冊 伝二条為明等筆 鎌倉末期写
  帚木巻 伝藤原為家筆 鎌倉中期写 (重美
  末摘花巻 伝冷泉為相筆 鎌倉中期写(重美
  蓬生巻 伝藤原為家等筆 鎌倉中期写(重美
  薄雲巻 嘉元四写
  薄雲・朝顔巻 伝二条為氏筆 鎌倉中期写(重美
  乙女巻 伝二条院讃岐筆 鎌倉初期写(重美
  野分巻 伝藤原定家筆 鎌倉中・末期写
  藤袴巻 伝慈鎮筆 鎌倉中期写
  槙柱巻 鎌倉末期写
  柏木巻 伝源頼政筆 鎌倉初期写
  鈴虫巻 伝藤原俊成筆 鎌倉初期写(重美
  夕霧巻 伝冷泉為相筆 鎌倉末期写
  竹河巻 伝西行筆 鎌倉初期写(重美
  宿木巻残簡 伝西行筆 鎌倉初期写
  東屋巻 伝二条為氏筆 鎌倉中期写
  若紫・末摘花巻 絵巻 鎌倉末期写(重美
  絵合巻 奈良絵表紙 伝土佐光信筆 室町末期写
  54巻54冊 古活字版 慶長期刊



 【源氏物語 注釈書類

  定家小本 藤原定家自筆
  源氏古鏡 鎌倉末期写
  源氏物語抄 高水本 永仁七写(重文
  幻中類林 了悟著 室町中期写
  河海抄 四辻善成著 伝一条兼良筆 文明十三写
  千鳥抄 平井相助著 室町中期写
  山下水草稿 三条西実枝自筆
  林逸抄 林宗二自筆
  源氏物語打聞 北村季吟自筆
  源注拾遺 契沖自筆
  安波礼弁・紫文訳解 本居宣長自筆(重美



 【源氏以降の物語

  狭 衣 鎌倉末期・室町末期写(重美
  あさぢが露 鎌倉末期写(重文
  大 鏡 建久三写(重文



蓬生巻 伝藤原為家等筆


絵合巻 (奈良絵表紙)


鈴虫巻 伝藤原俊成筆


竹河巻 伝西行筆


源氏物語抄 高水本


狭 衣